在学生と卒業生との交流会
2025年「佐保会館へようこそ」を開催しました
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開催日時 : 令和7年12月1日(月)11:00〜15:00
12月2日(火)11:00〜15:00
開催場所 : 登録有形文化財 佐保会館(奈良女子大学構内 正門奥右手)
【特別展示】 「女子高等師範学校生徒の航路体験」
志賀 祐紀氏(奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター協力研究員)
主 催 : 一般社団法人 佐保会(奈良女高師・奈良女子大学 同窓会)
後 援 : 奈良女子大学
12月に入ったとはいえ、構内の木々は晩秋の美しい彩を残す頃、今年も、在学生に「(登録有形文化財)佐保会館」を紹介するとともに、在学生と佐保会員の交流を図ることを目的として、「佐保会館へようこそ」を開催しました。開催した両日、暖かい日射しのなか、多くの在学生が来館しました。
奈良女子大学の前身、奈良女子高等師範学校と同窓会佐保会は幸いにも奈良の地にあったため戦禍を免れ、大正、昭和、平成、令和と時代をつなぎ、佐保会の変遷を伝えてくれています。
来館した在学生は、佐保会館の造りやシャンデリアなどの内装品、机や椅子などの調度品のデザインを観賞し、2階大ホールに展示した女高師時代からの佐保会や佐保会館にまつわる資料やアルバム、奈良女子大学との関係資料、DVD、佐保会館設計図に興味深く見入っていました。また女高師時代から使われていた製造から120年を超えるピアノやオルガンを弾いて音色を楽しみ、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。
来館した学生の感想からは、「照明や小物がレトロで美しく、大学記念館とはまた違った雰囲気のある建物で、見ているだけでも楽しかった」「奈良女の歴史も深く知ることができて奈良女の学生であることが誇らしく思います」「クイズラリー形式だったことで,楽しみながら知らなかった色々なことを知ることができて良かった」「ピアノやオルガンを弾くことができて感激した」「佐保会には様々なイベントがあることも知れたので、ぜひ参加してみたい」などといった意見を多く聞くことができました。
総じて、学生にとっては、佐保会と奈良女子大学の歴史・文化を知ったことで、この大学で学ぶ喜びと、佐保会を身近に感じたことをうかがい知ることができました。そして学生と佐保会員の双方にとっては、互いに親しみと絆を育む機会になりました。