学生の声
- 奈良女子大学での学生生活を具体的に教えてください
- 1回生の時は外国語や一般教養の講義がほとんどですが、2回生から学科やコースの専門的な講義も受講できるようになります。私は教員免許取得のための講義も受講していたので、2回生の前期までは毎日授業があり、空きコマも少なかったです。今は他学部の興味のある講義を受講したり、ゼミで卒業論文に向けて学びを深めたりしています。
奈良女子大学内では硬式テニス部と生活文化学コースのサークル「ブンカツ!」に所属しています。他大学のフットサルサークルにも入っています。アルバイトは1回生からホテルのレストランで週に3.4日ほど働いています。朝学校に行く前や授業後などの時間を見つけて、学業との両立を心掛けてきました。
大学の寮に住んでいて、1回生の時は3人で共同生活をしていましたが、2回生からは1人部屋で生活しています。初めて地元を離れて最初は不安でしたが、3人での生活は楽しいことばかりでした。
- なぜ生活文化学コースを選びましたか?
- 高校2年生の保健の授業で、保健体育に関連した自分の興味のあることを発表する時間がありました。友人がLGBTQを題材にしていて、「性自認」と「性的指向」の違いをその時初めて理解しました。その後も友人が色々な話をしてくれて、自分も無意識のうちに性別に関わる偏見や先入観を持っていて、誰かを嫌な気持ちにさせていなかっただろうか、と考えたことをきっかけにジェンダー学に興味を持ち、大学で学びたいと思いました。
小学生の頃から学校の先生になりたいという夢もあったので、家庭科の教員免許も取得出来て、自分が興味を持ったことも学べる大学を探していて、奈良女子大学の生活文化学コースが自分にピッタリだと思い選びました。
- 奈良女子大学生活文化学コースの魅力とは?
- 文化の1番の魅力は、社会学?歴史学?ジェンダー研究?法学?経済学?社会心理学?表象論など多岐に渡る分野の先生がいらっしゃることだと思います。様々な学問を学ぶ中で、最終的に自分はどんなアプローチ方法で生活に関する課題と向き合いたいのか、3回生後期のゼミ配属までじっくり考えることが出来ました。先生方の講義はどれも興味深く、1つの分野を選ぶのにとても悩みましたが、2回生の後期に受講した「人間関係文化論」で、暮らしの中にある様々な疑問が社会心理学で説明される面白さに惹かれ、社会心理学をもっと学んでみたいと思い、今のゼミに決めました。
生活文化学コースのサークル「ブンカツ!」ではコース行事やオープンキャンパスの運営を主に行っています。生活文化学コースへの愛溢れるメンバーばかりで、活動がとても楽しいです。生活文化学コースは同じコースの学生や先生との距離が近く、楽しくたくさんの学びを追求できる環境が整っています。様々なことに興味があって学びたいことがたくさんある人にも、大学でどんなことが学びたいかまだ決まっていない人にも生活文化学コースをオススメしたいです!
- これまでの学生生活で印象に残っていることはなんですか?
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卒業後もずっと仲良くしたいと思える友人との出会いです。勉強も日々の生活も何においてもスピード感が似ていて一緒にいて心地良く、すぐに仲良くなりました。一緒に授業を受けたり、下宿先が近く授業後や休日も遊んだり、友人の誘いで2回生から同じ部活?サークルに入ったこともあって、大学生活の大半を一緒に過ごしてきました。友人が一緒にいてくれたから乗り越えられたことがたくさんあります。夜の奈良をお散歩して外国人観光客の方とお喋りしたり、突然弾丸でタイ旅行に行ってみたり、友人の実家に泊まりに行ったりと思い出が尽きません。
旅行が好きで、アルバイトで貯めたお金で日本国内や海外に行きましたが、中でもフランス旅行が1番の思い出です。6日間の滞在中、3日間は留学中の友人と過ごし、行き帰りと残り3日間は人生で初めて1人での旅行に挑戦しました。1人でいる私に何か困ってない?と声をかけてくれる方がたくさんいて、フランスの方々の優しさに何度も助けられた旅行でした。奈良に住んでいて外国人の方と喋る機会が多いので、日本に帰ったら私も観光客の方にもっと自分から声をかけたい!と思いました。
- 将来の夢?進路を教えてください
- 卒業後は地元に戻って、中学校で家庭科の教員として働きたいです。自分が生まれ育った地で教育に携わることで、地域に貢献出来たら良いなと考えています。大学で思う存分好きなことを学んできたことが私の1番の強みだと思うので、自分の言葉で今までの学びをたくさん生徒たちに伝えていきたいです。
また、海外に住んで働いてみたいという思いもずっとあるので、いつか海外の日本人学校で教員として働いてみたいです。
- 受験生の皆さんへメッセージ
- 勉強の成果は今すぐ目の前に見えることの方が少なく、辛い時もたくさんあると思います。みなさんの今の日々が必ず将来の自分の身になると信じて、今の自分が出来ることに少しずつでもいいので取り組んでみてください。そして一緒に勉強をしている友人を大切にしてほしいです。敵ではなく共に受験を乗り越える仲間です。ありきたりな言葉かもしれませんが、少しでもチャンスがあるなら最後の最後まで諦めず挑戦し続けてください。皆さんが素敵な大学生活を送れますように!
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